2025’秋だ一番!ワラガイ祭り~後編~

===ここから後編です=====
==中編は読みおわりましたか?===














2025’秋だ一番!ワラガイ祭り~とし太の大魔境~後編

05時30分
やはり朝練部の人達の朝は早い。


外に出ようとしたら菅野さんは1階ロビーで新聞を読んでるし、菊池さんは散歩に行ったようだ。

出発時間にはまだまだ早いけど自分のバイクの準備を終わらせておこう。
中庭で作業していると、1階の廊下を歩いてる若松さんも発見。むぅ~朝練部強いな。

他の部屋にも遊びに行ってみると、みんなも着替えを終えて少しづつ出発準備をしていた。


ただ一人、とし太君を除いて。

店長「6時30分から朝飯なので準備できたら集合ね~」

06時30分
朝食会場に向かうと、朝ごはんの良い香り。

淹れたてのコーヒーもある!

店長「それじゃ、手を合わせてください。いただきます」

全員「いただきます」

今日は朝から、とし太君は絶好調。
大盛り御飯に生卵をかけたら、白身がテーブルにこぼれだす。
高橋さん「あーー!あーーー!」

菅野さん「また、やってるの」

菊地さん「絶対やると思ったんだよね~」

若松さん「いつも通り」

朝食を終えたら、本格的に出発準備。


今日の熱中症が怖いので女将さんに相談したら、ナイロン袋に山ほど氷を入れてくれる。

女将さんと大将と一緒にワカメノポーズ

店長「必ずまた来ます。ありがとうございました」

全員「ありがとうございました~」

店長「それじゃ~、しゅっぱ~つ」

全員「お~~~」

07時25分
とても素敵な宿だった。寂しさに包まれそうになるが、まだまだ旅は半分が終わったくらいだ。集中していこう。

07時55分
宿を出発すると長い登り坂が始まる。
急勾配という訳ではないが、昨日の疲れと朝一から登り坂というのは心を削ってくる。
交通量もほとんど無く、左右は木々が生い茂っており民家も余りなくなってるので今日も朝からワラガイ音楽隊だ。

ファミリーマート田村都路店に近づくと、誘導員、警備員、立哨員の姿が見えてきた。
昨日からツールド福島が開催されており今日はメインのレース部門。
休憩を予定しているファミリーマートの目の前を通過する。

警備の人に話をすると、先頭が来るにはあと30分くらいかも・・

店長「う~ん、みなさん、どうします?特に急ぐ必要もないから見て行っても良いけど」

岩崎さん「あっ、見てみたいです。応援しましょう」

店長「了解しました。んじゃ、先頭を応援するまで休憩で~す」

渡部さんが全員にハーゲンダッツを御馳走してくれる。

そんな中、
高橋さん「えっ、えっ!なんで玉露があるの?グリーンティーにしちゃった。どこに玉露あったの」

なぜか自分が選んだハーゲンダッツにキレている。

菅野さん「ほらほら、あ~ん」

優しい菅野さんが、スプーンで玉露をすくって高橋さんの口に運ぶ

高橋さん「おいしぃ~。玉露おいすぃー」

などとしてる内に、先導のバイクとか車が多くなってきた。
待機してるスタッフに応援旗をいただき応援準備に入る。

ただ、どんな選手がいるか判ってないので、若松さんを応援することにした。

店長「来たよ!しげるーー!がんばれシゲルーー」

亮子ちゃん「若松さーん、がんばれー」

菊地さん「シゲル―、シゲル―」

ふぅ、若松さんに一生分の応援しちゃったぜ。

店長「まだまだ選手来てるみたいだけどキリが無くなるので、そろそろ僕達も出発しましょう」

若干来た道を戻って、ここからはツールド福島のルートには全く接しない山道を通る。

グーグルマップやガーミンでは拾いきれてない急勾配や、ブラインドカーブの連続、ツキノワグマの巣(想像)の横を通り抜け、県道50号線に抜け出た。下りが怖い亮子ちゃんは手前の頂上でサポートカーに回収完了。
この県道50号線は、若干交通量のある旗巻峠な感じで下りのブラインドヘアピンカーブが怖い。
なんとか国道459号線にでると長いトンネル区間が始まる。路面は綺麗だし、若干明るいのがせめてもの救いか。
下り基調なので全速で走ってると予定より40分早く浪江の道の駅に着いた。

10時18分
丁度良く、今日自宅から合流を目指していた但野さんとも無事に合流。

店長「時間が早いから道の駅で時間調整しましょう。先にトイレ行ってきま~す」

数人に自転車の見張り番をお願いしてトイレに向かう。
何故か、何故か、菊池さんと高橋さん、荒武さんがフードコートのメニューでアレ食べたい、コレ食べたいと言っている。

店長「イヤイヤイヤイヤ。もう10分後に昼食ですって。食べるの止めた方がいいですよ。先に戻ってますね」

自転車の近くに戻ると、外は日差しが強くなってきており見張り番の人達は簡易テントの中に避難していた。

店長「じゃ次どうぞ~。すぐ飯だからね」

談笑していると、

亮子ちゃん「あれっ?高橋さん何か両手に持ってきたよ」

菊地さん、荒武さん「高橋さんが奢ってくれるって~」

両手には、アンバターサンドを人数分差し入れ

店長「あ、あと5分もしないで飯・・・飯ですよ?」

め、眩暈がする。

高橋さん「あれっ?こんなに盛り上がらない差し入れは初めてだな。ハハハ」

と、その後ろから渡部さんと飯土井さんが、フラペチーノ的な飲み物を買って持ってきた。
膝から落ちそうになる。

店長「も、もう出発しないと・・・二人はゆっくり来てもいいので。僕達行きますね」

10時55分

西内食堂に到着すると、休日出勤だった熊川さんも昼食に併せて合流(車で)

熊川さん「お疲れ様です。もう15人くらいお客さん並んでますよ」

店長「え~~~!マジか。道の駅立ち寄りの判断ミスでした。ごめんなさい」

店員さんに人数を伝えると、中庭のテーブル席なら13名 大丈夫とのこと。
本当なら、店のなかでクーラーで体を冷やした状態で出発を考えていたが。。。
むむむ、でも早く判断しないと、クソ暑い外で順番待ちすることになる。

メンバーに聞いてみると、外のテーブル席でも良いよと言ってくれた。
ありがとう。みんな優しいね。

究極のぶっかけうどんとか、カレーうどんとか、明太クリームうどんとかを注文しているが、
もう食べ疲れを起こした僕は、かけうどん。

後ろの席の高橋さんは、ミニ天丼と明太ぶっかけうどんを注文。もうフードファイターだ。

熊川さんに熱中症対策の粉と、麦茶の差し入れをいただき、近くのセブンイレブンに移動。

日差しは強くなり、いよいよ35度の気温帯になってきただろうか。
ロックアイスとスポーツドリンクをセブンイレブンで追加購入し、全員のチンチンにロックアイスを入れる。
アームカバーに水をかけ、フリーズテックの氷劇でスース―状態へ。
手ぬぐいに氷をいれて首に巻いたら出発準備完了!

絶対に熱中症にさせない対策として、20分毎の休憩を行う。


旅館で頂いてきた氷もたっぷりあるし、6本近くの空ペットボトルに水も入れてある。
20分毎の休憩時にチンチン氷と水浴びをすれば、空冷効果と水冷効果で熱中症は完全に防げるはず!

2回目休憩を終えて走っていると、容子さんが車で応援に来てくる。

13時15分
予定より45分早く、しかも危なげなくCAFE工房わたなべに到着

先週までは亮子ちゃんと「どのケーキを食べる?」と、僕の中の女子が目覚めていたが
今は、全くケーキを食べたい気持ちにならない。


けど、レモネードスカッシュが飲みたい!

僕達の席の荒武さん、但野さん、亮子ちゃん、店長はレモネードスカッシュのみで注文。
これがまた旨いのなんのって。レモネードシロップが濃ゆくて旨い!

他のテーブルのメンバーが何を食べてるか偵察にいくと、ケーキも食っていた。


すげー。本当にすげー。

会計をしていると由美ちゃんが到着。

由美ちゃん「あれ~。もう着いてたんだ。スケジュールより早かったんだね」

ここからゴール地点の相馬道の駅まで約15km。ダブルサポートカー体制となり絶対安心だ。
週末サイクリングでも頻繁に通ってる道なのでリスク回避もばっちりで無事に道の駅に到着。

14時35分

店長「皆さんの協力のお陰で、今回も無事にイベント成功となりました。一本締めでお願いします。よ~っ、おっ」

全員「パンッ」

店長「ありがとうございました!そして最大の立役者のドイえもんに感謝を伝えましょう。一緒に助けてぃ~ドイえもん~って言いましょう!」

全員「助けてぃ~、ドイえも~~ん」

店長「なんだこれ。恥ずかしい。ごめんなさい。思ってたより恥ずかしかったです」

全員無事ゴールで安心したからか、さっきまでは何も入らないと思ってたのにソフトクリームが食べたくなる。

高橋さんは、メロンフラッペ。100点満点

おしまい。

試写会

試写会で動画内容を確認いただいてOKがでれば↓にアップいたします。

音出るから仕事中は注意してみるんだよ。ワラガイおじさんとの約束だよ。