15周年記念サイクリング~第4章~

===ここから第4章です=====
==第3章は読みおわりましたか?===

15周年記念サイクリング ~第4章~
04時30分
店長「ふぅ~、目が覚めてしまった。昨日飲み過ぎたから喉も乾いたし。」
微睡の中、ウツラウツラしていると隣の布団の管野さんも起きたみたい。

よし散歩にでも行ってこよう。
昨晩の夕食に出て来たお菓子をポケットにいれて外に出ていくと菅野さんも外の自販機にいた。

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店長「おはよ~ございます~。菅野さんも散歩ですか?オヤツ持って来たんで海辺に散歩しましょ~よ」

菅野さん「いいですね」

自販機で缶コーヒーを買って、笹餅を菅野さんにわたして僕は干し柿を食べながら今日が晴れる事が約束した朝焼けの空を眺めてみる。

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5分くらい ぼぉ~~~っとしてから
店長「よしっ、部屋に戻ってもうひと眠りしてきます。」

05時00分
部屋に戻っても寝れそうに無いので、早々に着替えを始める。
私は出発前に宿の支払いなどの手続きあるから人より早く準備しておかないと出発が遅くなってしまう。

それでも着替えなどあっという間に終わるので、恒例の〈ドキドキっ、嫌がらせの寝起きドッキリ〉を開催しないと。
と部屋に突入するも意外と全員が着替えたり準備が始まっていた。

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朝食も若干ではあるが早く準備できたよ~ってことで、

店長「全員揃いましたね?じゃ、手を合わせてください。いただきます」
全員「いただきま~す!」

昨晩の夕食と比べると落ち着いた量ではあるが、食い過ぎた感が残ってるので丁度良い。
デカい厚焼き玉子がこれまた旨い!

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人数が多いと「出発しましょう」と言ってからが長いので予定よりも早く出発準備に取り掛かる事にする。

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7時50分出発しましょうと伝えるも案の定、外にでてから全員がタイヤに空気の補充を始めるので時間がかかりだす(良い事です)

さらには、私のワカメのポーズ写真依頼が入るものだからしょうがない。
写真撮影終わると菅野さんから

菅野さん「今日はワラガイキャッツやらないの?」

店長「おっと!求めてくるんですね!菅野さん、やりましょう。ほら、みんな集まって」


菊地さん「え~、今日もやるの?」


店長「明日もやりますよ!3日間連続ということで」


店長「ワラガ~イ、キャッツ」

メンバー「ニャー」

店長「キャッツ」


メンバー「ニャー」


店長「キャッツ」

メンバー「にゃぁぁぁぁぁあああ」

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08時00分(予定より15分早い)
店長「ではでは、西三河ゴールドパークへしゅぱ~~~~つ。長浜荘ありがと~~~~」

昨日とうってかわって空が青い。こんなにも空が青くて良いのだろうか。
南国では青い空、白い雲、広がる海というフレーズを聞いたことがあるが僕の知ってる世界では白い空、黒い雲、視界不良の海。
それが今日は一変して透き通る青空と水平線が広がる青い海となっている。

長浜荘から西三河ゴールドパークまでは約6km。
朝の気持ちよい空気を吸い込んで走り出すとあっという間に到着しちゃう。

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08時30分(予定より10分早い)
予約の電話で伝えていたので話がスムーズに進んで入場できる。

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予定では約1時間の滞在となるがオジサン達が砂金の歴史などの展示スペースで熱心に見入っている。

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店長「ほらほらっ、オジサン達早く砂金取りするからね」

それぞれ定位置に整列すると係員さんが説明してくれる。
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係員「これを、、、こうして、こうして、こうすると、、、ハイ、2粒取れました」

メンバー「すげ~~~!」


神戸先生「その取ったやつも貰えるの?」


係員「いいですよ。では頑張って砂金をとってください。30分間好きなだけ取り放題ですよ。」


メンバー「おお~。俺、砂金持って帰る用の袋を準備してるよ」

目の前に広がるゴールドラッシュに全員がテンションMAX。
教えてもらったやり方を何度やっても砂金が出てこない。
誰よりも早く砂金を見つけて煽ってやるんだと思っていたが隣から早速見つけたと報告が入る。

菅野さん「あった。しかも2つ。ほらほら店長。2つ見つけたよ」

店長「うわっ、もう見つけたんですか、、」

・・・

神戸先生「あっ、俺も出て来た。ほれほれ店長どうしたの?まだ見つけられないの?」

店長「ちょっと、うっさい。集中してるから構わないで下さい。」

・・・
菅野さん「おっ!一気に4粒はっけ~ん。店長、店長」

店長「ちょっと全く取れる気配すらないんですけど。それ俺が取るはずだった砂金なんじゃないっすか?」

遠くからも取れた~って報告が続々と上がっていく。
菊地さん「俺も取れたよ~店長」

荒武さんは仕込んでいた小判を取り出して こんなのも取れた!と面白い事をやってるし、、

係員「私どものツイッターで皆さんの写真とか自転車をアップしても良いですか?」

店長「どうぞ、どうぞ。汚いオジサン達ですが好きにつかってください。」

集中しすぎて話してる人の顔をみる暇がない。

西三河ゴールドバークさんのツイッター記事

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20分経過したくらいだろうか

店長「取れた!4粒取れた!まだ取れてない人いますか?」


村上さん「俺まだっす。いいんです。取れなくても」


店長「だいじょうぶですよ。1個見つけるまではこの後のスケジュール潰してでも砂金取りしましょう。これ面白過ぎる。もうサイクリング止めて砂金取りだけしましょうよ」

しかし残り10分を切っても次の1粒すら見つける事ができず、
泣きの1回(を3回)やったあたりで1粒見っけ。

他の人達は満足したらしく追加料金にはなるがキーホルダーに取った砂金をいれてる。

僕も大きめのキーホルダーに入れる事にしたが、取った数が余りにも少なすぎて砂金の存在が見えない。

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帰り際に金箔を購入して次の目的地である尾畑酒造を目指す。今日の夜も日本酒会用の酒を別の酒造店で購入するのだ。
佐渡には数件酒造店があるので色んな味わいを体験しなくちゃね。

09時45分(予定15分遅れ)
大満足で西三河ゴールドパークを出発するとテンションMAXのまま走る事になり、僕ごときが時速37kmキープで巡航できる。
信号が少ないというものあるが佐渡には何か底知れぬものを感じる。

10時10分(予定より5分遅れ)
尾畑酒造では原酒やにごり酒など酒蔵限定の日本酒を購入
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どの酒が良いか全然わからないが、この店でしか買えない酒を選ぶの最適解だろう

酒選びも程々にして再出発して海沿いを北上していくと休憩予定場所でないのだが風光明媚な開けた場所が見えて来た。

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夫婦岩が観光スポットらしくすぐそばに、めおと岩ドライブインという大きな御土産屋さんもある。

店長「トイレ休憩となんか凄そうなので立ち寄りましょう~、減速~、止まるよ~」

雄大な景色を眺めているとドライブインの主人、従業員が出てきて、寄ってって、見てってとお祭り騒ぎ。
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店長「予定外ですけど塩ソフトでも食べながら景色でも見ましょ~よ。その前にワカメのポーズね」

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ここ数年、ワカメのポーズで写真撮影だよ~って言って「え~」とか「恥ずかしいよ~」とかいう声は聞こえなくなって来た。

以前はラブレター渡す前の中学生女子かよっていう
A子「え~どうする」
B子「行っちゃいなって」
A子「でも断られたら恥ずかしいし」
B子「大丈夫だって。ファイト♪」
A子「うん、じゃ頑張ってくる」

的なやりとりを写真前に毎回やってたのが面倒だったけど最近はワカメのポーズと言葉を発すれば
自動的に手を上げれるようになっている。

高橋さん「あれって、どっちが雌ですかね?」


荒武さん「ん?雌?もしかして夫婦岩の事言ってるの?」


菊地さん「夫婦岩に対してどっちが雌か?って表現する人初めてみました。あいかわらず表現力すごいですね」

12時05分

次の目的地は相川店のローソンを目指す。3日目は佐渡の北側をメインとする為、店がほとんどないという情報なのでスポーツドリンクや補給食を買って置く予定だったが、タイムスケジュールが大きく遅れ始めた事に焦って、日本酒を冷やすようの氷とウイスキーだけを買って他の準備を忘れてしまう。

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店長「ここからすぐのところが今日の昼食場所のパーラーツルヤです。肉スパライスカレーがお勧めですからね」

12時20分
若干道に迷いながらもパーラーツルヤに到着
さすが佐渡のソウルフードを提供している有名店。ツーリングのバイク集団や駐車場は御客さんの車で満杯。

店長「何人入れるか聞いてきますね。」
離れてしまうが、4人座れるテーブルが2つ空いてる。
メンバー達の元に戻り、先に8名が入り、空き次第残りで7名が入る手筈で店に入ろうとしてると、この旅最大の危機が訪れる。

村上さん「店長~。なんか変速がおかしいんですよ」

店長「了解っす。ワイヤー伸びたのかな?それとも輪行袋に入れた時にハンガーが曲がったか?ドレドレ・・・」

むむむむ、むむむむむむむむ!!!!
スプロケが回らない!!!

店長「こ、これ、フリーボディがぶっ壊れてるかも。空転しないね。スプロケ抜きの工具あれば今ある工具でもフリーボディ外せるかもしれないんですけど。さすがにそのスプロケ抜き工具を持ってきてないんです」

村上さん「えっ、えっ、え~~~。どうしよ」

心配してくれたメンバー達が集まりだしたが、とりあえず予定通りに8名は先に入って飯を食べてもらう事にする。
残ってくれた若松さんと荒武さん、飯土井さんとで知恵を絞り出す。

店長「とりあえず近くの自転車店にかたっぱしから電話して対応してくれるか聞いてみます」

若松さん、荒武さん、村上さん、私と手分けして電話で相談するも、もう自転車屋を止めたとか、電話繋がらずとかばかり。
今現在の場所から18km離れたところの自転車店がスプロケ外す工具はあるとのことだがフリーボディまで出来るかどうか・・という回答をいただいた。
両津港のレンタルサイクル店に相談するもメカニックは長期休みとのことで手詰まりか。
ホイールだけをレンタルさせて貰えないか相談するも、700cのロード用・リム用があるのかどうかも良くわからないとのこと。
そういえば、佐渡には多くのサイクルステーションが点在していたし工具も貸し出すと書いてあった。

電話して聞いてみると「サイクルステーション?ここが?工具?あるの?」的な感じな担当者にあたってしまった。
もちろん一般業務してる職員さんが貸し出ししてる工具とか、自転車の知識があるわけではないのは十分承知しているが焦っている状況ではジレッタイ。
当店だって嫁さんはどれが貸しても良い工具か理解してないし、工具の名前も全部は判らないだろう。

むむむぅ、困った。
でも幸い僕達にはサポートカーがあるから、飯食ったら予定通りの行程を進むメンバーと、修理に向かう飯土井・村上ペアに分かれてスプロケ外せる自転車店に向かって行動しようということに。

直れば最高。直らなければ中古のホイールを購入させてもらう。それも無ければスプロケを外した状態のまま戻ってきて直してみる。
無理なら・・・リタイアしかないのか。。。

13時05分(予定より40分遅れ)
テーブルが空いたので残りの7名も一気に店に入り肉スパカレーライスを注文。
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ただでさえ、時間が遅れ出してる状況でどの判断が正しいのか。
まぁ、腹が減っては良い考えも浮かばない。昼食を堪能しよう

佐渡のソウルフードと呼ばれる逸品が登場。
スパゲティ部分の肉はカリッカリに焼かれており旨い!スパゲティ自体はバターが強く和風な甘じょっぱい醤油タイプ。カレーライス部分は美味しい事は美味しいのだが際立ったという訳では無いのだが、スパゲティー部分とカレー部分が合わさった所を食べると旨さの衝撃が襲ってくる。
ボリュームも凄いのだが、無我夢中となってしまいあっという間にペロリ。

昼食を終えたら全員集合して今後のスケジュールを話す。

13時30分(予定より50分遅れ)
店長「この後ですが村上さんは飯土井さんと自転車屋に向かう事になります。僕達はこのまま予定通りに進みますが、予定より時間がかかってるので浮遊鉱石場跡は端折ります。それじゃ~ いくぞ~!」

メンバー「お~」

村上さんのホイールが直る事を祈るばかりであるが、私が気にしすぎると他メンバーに影響が出るかもしれないので私は気にしてない風を装いながら今いるメンバー達を盛り上げないといけない。
集団ライドでは封印している鈍感力を解放するしかないか。

パーラーツルヤを出発して500mも進むとすぐに大佐渡スカイラインへの標識が現れてきた。それと同時にすぐ横に浮遊鉱石場跡も見えて来た。

店長「立ち寄らないつもりだったんですけど、すぐそこにあるなら見ていきましょう~」

まさにラピュタっぽい遺跡が見えて来た。
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予定では穴の前あたりで「パズー、シーター 海に捨ててぇ」ごっこをやろうと思っていたのだが、
中に入れない様になっており観光客も多いので「パズゥ~」と叫ぶくらいにして後にする。

いよいよ大佐渡スカイラインに入ってるのか、登り出しから天明山とか鈴宇峠の入り口のような勾配が始まり、それがずっと続いている。

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1km近くそんな登り坂をいくと道遊の割戸が見えてくる。
本当に山が割れている。人間の欲望で山を割るというのは凄い。

13時40分(予定より25分遅れ)

すぐに佐渡金山の観光所入り口も見えて来た。
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ここから先は、岩崎さん、熊川さん、菅野さん、渡部さん、小野さんが頂上を目指して登り、残りの8名は金山見学だ。

店長「んじゃ今回は私先に行きますね。村上さん達から連絡あったら対応できるようにしたいので。」

菊地さん、高橋さん、神戸先生を引き連れて宗太夫坑コースに入る。

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小学校の宿泊訓練の時に、イワキの炭坑でも同じように人形がどのように掘っていたのか を再現したのを見た記憶がうっすらと残っているが、改めて大人になってみるものは新鮮だ。

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テレビなどでも取り上げられてる「馴染みの女にあいてぇ~なぁ~」のオジサン人形も見てみたいし。

トンネル内部は深く深く掘られており、今のように観光できるように整ってるならまだしも、当時の人達が真っ暗闇の中で仕事として採掘してたのかと思うと背筋が凍る思いだ。

そしてお楽しみの金塊チャレンジ。
数週間前から握力を鍛えていたが全く持ち上がらない。

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さらにお約束の金箔ソフト。

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金は味はしないと言われているが佐渡の金は旨い。
あまりの旨さに「ゴールドっ」って口走ってしまうほどだ。ウソだと思うなら佐渡に行って真実を感じて欲しい

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御土産屋も盛り沢山な店であるが、村上さん達が気になるので早々に次のチームに見学してもらう。

店長「もしもし村上さんですか?どうでした」

テレホン村上「あっ、店長。直りました。今戻ってる所です。ここからだと金山までは30分以上かかるかも」

店長「良かった!そしたら金山はもうちょっとしたら出発するので佐渡一周線のどこかで落ち合いましょう。僕達を追い越したら退避スペースあたりで待っててください」

テレホン村上「了解です。じゃ後で」

電話を切って数分すると大佐渡スカイラインを登坂してたメンバーも戻ってきた。
辛いと思ってた登り坂は勾配が下がる事はなくずっと同じままだったと。天明山のキツイ所が延々と何Kmも続いてましたと、満面の笑みを浮かべて涎をたらしながら喋ってるこりゃ、相当興奮状態だな。

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店長「みなさ~ん。村上さんのホイール直ったって~~!!良かった~。そしたら気合入れて出発しましょう。途中のどこかで合流します。じゃ~しゅっぱ~~つ」

メンバー「お~!!」

佐渡金山を出て5kmくらい走ったところで遠くで手を振ってる二人組を見つける。
飯土井さんと村上さんだ!

店長「二人組を見つけたよ~、減速~、止まるよ~」

村上さん「お待たせしました~」

店長「村上さ~ん、直って良かったよ~。なんだったんですか?」

村上さん「1件目の自転車屋では直せなくてスプロケ外しただけだったんですけど2件目を紹介されて。このホイールはフリーボディがイモネジで止まってるらしいのですが、そのイモネジが抜けかかってたっぽいんです。
店長「なんと!!そんなの聞いたことも無い。このホイールメーカーの構造的欠陥ですね。戻ったらすぐにメーカーにクレーム入れます。こんなのを売った私が悪いんです。ごめんなさい」
※帰宅後、完成車メーカーから変わりのホイール(別メーカー)交換してもらいました。

店長「全員揃ったなら百人力!つぎは尖閣湾揚島遊園です。」

途中、揚島遊園の橋と、姫津大橋を勘違いして長い下り坂を降りるが降り切った所で間違いに気付く。

杉岡さん「うわぁ~、間違いだって。結構降りて来たよね。」


神戸先生「俺は違うって言ったんだよ。でも店長そのまま行くんだもん」

店長「違うんですって。だってあの凄い橋がそれだと思うじゃないっすか。まぁ戻りましょう。チョチョイノチョイだから大丈夫」

後からは今だにブーブー言ってるみたいだが、俺の道間違いを欲してたくせに。欲しがり屋さん♪

元の道に戻って100mも行くと目的地の尖閣湾揚島遊園が見えてくる。たった100mの違いなのに間違える俺もすげーな。

15時20分(予定より20分の遅れ)

ここも佐渡の有名スポットらしくかなり昔に「君の名は」で撮影された場所らしい。
アニメの黄身の名はとは違うみたいだけど、前々前世を口ずさむのはしょうがない。

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顔出しパネル。あればやってくれるワラガイメンバーには感謝しかない。

昨日できなかった たらい船体験も出来た。これで思い残す事は無い。

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こんなに盛り沢山な場所なのに入場したのは、僕と荒武さん、若松オヤビン、高橋さん、但野さんの5名だけ。
わかってない。わかってないんだよな~あのオジサン達。こういう所にきたらとりあえず入場しておかないと。

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たっぷり揚島遊園を楽しんでメンバー達の元に戻る

店長「つぎは波蝕甌穴群です。なんて読むか判らないですが穴群です」

菊地さん「え~、また立ち寄るの?もう宿いかない」

店長「通り過ぎるくらいのレベルなので大丈夫ですよ。じゃ行きましょ~」

走り出すとグーグルマップで調べて見たことのある穴群が出て来たが案内看板が無いのでここじゃないのだろうか。

店長「あの辺が穴群っぽいですよね~。でも看板無いからもっと別な場所が有名スポットなんですかね~」

神戸先生「ん~どうだろうね~。それっぽいけどな」

なんて話してる内に穴群っぽい地域を通り過ぎる。

店長「さっきの所らへんが穴群だったんですね~。看板わからなかった」

佐渡は有名スポットというわりには案内看板が無い(見えない場所にある?)所が多い。

途中で弁慶のはさみ岩という場所を見ようと思って探しながら通っていたが、鎮目奉行の墓という看板をへぇ~ って見ながら走行してると、その奥に弁慶のはさみ岩があったりして、案内板はざっくりしてる。

信号がないので一度スピードに乗ってしまうと巡航速度が速い方が楽に感じるから不思議。


16時30分(予定外の場所。予定より10分遅れくらい)

二日目の宿となる みなと荘までのこり800mというあたりで

店長「減速しますよ~。もうちょっとで宿ですけど最後の観光スポットです。竜王大明神様の所です~お参りして行きましょう~」

菊地さん「店長、ここ違うと思うよ。店長が立ち寄ろうとしてた竜王大明神は5kmくらい手前にあったと思う。」

店長「そ、そんな馬鹿な」

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と見に行くと入崎弁天堂という場所。

店長「ま、まぁ、大きな違いは無いでしょうし、ここはここで素敵な場所ですって」

厳かな縄が禁則地であるかのようで、ここ入って良いの?やべぇ~んじゃない?
と騒いでいるが綺麗に手入れされてるような感じなのできっとここも有名な観光スポットなのだろう。

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店長「そろそろ宿に向かいましょう。もうすぐそこです」

走り出すと本当に5分もかからずに宿が見えてきた。

店長「あった~。そこだ~。みなと荘だよ~」

宿の前では2匹の猫がゴロゴロしている。

店長「んじゃ、俺チョット挨拶に行ってきますね。自転車の保管も確認してくるんで~」

とメンバー達に伝えてると玄関から若女将が現れる。

16時50分(予定より20分遅れ)

丁寧に挨拶いただき、今回も自転車はそのまま保管できる倉庫を案内してくれるとのこと。

なんだよ、なんだよ、佐渡は自転車乗りに最高な場所じゃないかよ。

当初の予定では「各宿で毎回輪行袋に入れる事になります」とメンバー達に伝えていたので、
何人かは小躍りしている。そりゃ僕も早く荷物を整理して着替えて風呂入って一息つきたいから本当に助かる。

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若女将さんに部屋を案内してもらうが、この日は他の御客さんが入ってないということで部屋を多く使わせてもらえるという好待遇をいただく。

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4人1部屋と思っていたが、2名だったり3名だったりで割り振り。
本当にすげぇ~よ、みなと荘さん。

ここで今日最後の事件が発生してしまう。

一通り部屋の割り振りを終えて、自分の荷物を整理していると奥の部屋から「くせぇぇ!!!!なんだこの部屋くっせぇええ」と聞こえてくる。

なんだなんだと見に行くと、3つ目の部屋の前で若女将が大爆笑している

僕もと近づいていくと「うわっ、くせぇぇえ」

廊下迄、強烈な納豆臭が鼻孔から入り脳天を突き抜ける鮮烈さ。
部屋が臭いのではなく、EさんとBさんの足のニオイが化学反応というか共鳴反応というかad:あぜふぉzせfm

ふぅ、

これは間違いなく共振作用だろう。サイコフィールドがみなと荘を・・佐渡島を包んでいた。
通常であればサイコフレームで行われる地球生命の集合無意識をエネルギーに転換するのだが彼らは足のニオイだけでそれを再現してるというのだ。
今、この状態の彼らならアクシズを押し戻せる力を宿してる状況であるが、そのパワーは全て弁解に使用してる。

Bさん「えっ、そんなに臭います?そんな事ないと思うんだけどな。僕達じゃなくて、そっちが臭いんじゃないの?」


Rさん「・・・・」


荒武さん「いや、臭せえぇって」


若女将「(今だ爆笑中)」

※宿は素敵な匂いです。臭いのは我々メンバーの一部に凄い方がいらっしゃっただけです。

店長「よしっ、風呂にしよ~。風呂。洗い流しちゃいましょ。今日は19時までなら女風呂も使って良いって。」

メンバー「了解~」

店長「Bさんって、どっち風呂いきました?」

村上さん「あれっ、女風呂の方に行ったはずですよ」

店長「じゃ、男風呂の方にしよう。ぜったいにバスマットも臭いがするだろうから。俺も風呂行きま~す」
・・・・くせぇ、こっちもくせぇ~

店長「若松さん、もしかすると、こっちの風呂にRさん入ってました?」

若松さん「ああ、さっきまでいたと思ったけど」

くそっ、あの二人別々に入りやがった。ワザとか?ワザとだな。
それにしてもこんなに強烈な事は15年間感じた事なかったけど今回だけは本当に凄い。

昨日の雨でシューズを良く乾かして無かったからだろうか。。
相馬にもどったら重曹でシューズ洗濯してください。

足を清らかにして、夕食前の練習会。
※もう臭わないよ。

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そしてお待ちかねの夕食。昨日は海鮮メインだったが、今回は海鮮+佐渡牛もついてくる。

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乾杯の音頭は渡部さんに。
食事会場にはいった瞬間はちょっと少ないのかなと思ったが、出てくる出てくる。
結局この日も食べきれずに残してしまいました。

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お酒と二日間の疲れで、まだまだ宴会中にも関わらず今日はギブアップオネムが数名でてくる。

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部屋に戻ってからは8畳部屋に15名がギュウギュウに押し入って部屋飲みタイム
尾畑酒造で購入した日本酒会開始。

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明日は最終日。大野亀や二ツ亀などの景色としての観光スポットは2か所あるけど基本は走行のみで約60km
Z坂付近の大きな登り区間が2か所あるのが気がかりだけど、きっと大丈夫!
と、23時過ぎになっても誰も部屋に戻らずに宴が続くのであった。