2024’富士ヒルクライム~第2章~

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==第1章は読みおわりましたか?===

2024’富士ヒルクライム~第2章~

嫁様と間近に見えてきた富士山にキャッキャッしながらいると、あっという間に河口湖IC出口。
そして、ふじやま温泉に到着。

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6月1日(土) 07:40
河口湖ICから降りて軽く道に迷ったが、ほぼ予定通りの時刻となった。

店長「それじゃ~今から7時40分くらいまで入浴時間にします。富士山を感じながら長旅の疲れをいやしましょ~」

ふじやま温泉は朝6時30分から営業してるらしく、~9時00分までの2時間30分は朝風呂料金で入浴が出来るから嬉しい。
しかもバスタオルもハンドタオルも無料貸し出しって凄いじゃないか!

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この後の予定は、富士北口浅間神社で参拝するので体を隅々まで洗って清めておかなくてはならない。一通り洗ったら露天風呂へGO!

店長「なんか最近脹脛が張り気味なんですよね~。温泉でしっかり揉み解しておかないと脚攣りは嫌ですもんね~」

肩まで入ったり湯船のふちに座ったりして約40分。
気付くとお風呂にはメンバーが誰一人いなくなってたので急いで着替えて集合場所に向かう。
湯あたりしたのか、汗が止まらず見える景色がグワングワンしてくる。
6月1日(土) 08:36
ふじみや温泉の玄関を出ると、真正面に富士山が顔を出してくれてる。
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他の人達も富士山を近くに感じてテンションが上がり続けているのだろう。あえて誰とは言えないが「俺も富士山だ~」と全身で表現してくれている

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6月1日(土) 08:50
富士山北口浅間神社 第一駐車場に到着すると、先に到着した菅野さん、キョウコさんが手を振って待ってくれていた。
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浅間神社では日本中の山々の総元締めとなる大山祇神に、事故無く怪我無くヒルクライムを楽しむ事が出来るようにお願いするのだ。

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6月1日(土) 09:55
前日受付用の駐車場となる富士山パーキングに向かうと、先に到着した若松さん、ユミコさんが手を振って待ってくれていた。

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すでに駐車場は混雑しており試走も兼ねるのかレース前の準備のように忙しなく自転車を組み立ててたりウェアに着替えたりしてる人が多い。
ここにいる人たちは明日の選手なのだと思うと、なんか嬉しくなってくる。

受付も重要だけど、防寒着などを入れてる下山用バッグを預けるのが重要な目的だったりする。
2年前の蔵王を経験してる人なら、極寒の雨の中の下山なんて地獄のような環境である。大げさすぎる防寒対策が丁度良い。
富士山パーキングからは、富士北麓公園までピストンで何台も大型バスが行き来してくれてるので、待ち時間はそれほど気にせずに移動できる。

10分くらいバスに揺られていると会場に到着。

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公園全体が会場案内図やら横断幕やら登り旗とかバリケードやテントなど運営機材で溢れかえってる。

店長「くぅ~、これですよね、これ!こういう空気感がレース前のテンションを上げてくれるんすよね」

受付会場を探しながら中央広場に行くとサイクルエキスポという各メーカーが出店してるブースが凄い数で並んでいる。

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あれこれ見たくなるけど、

店長「まずは受付終わらせて荷物預けましょう」

中央広場を通り抜けていくと、キッチンカーも並んでいる。もうイタセリツクセリかよ。

受付を終えたら内容物のチェックと、下山袋の準備。
思っていた以上に大きい袋だったのでこれだったら、しっかりとしたバックパックを準備しても良かったかもしれない。

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下山袋を預けたらサイクルエキスポを満喫し駐車場に戻って次は昼食だ!
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富士山パーキングから昼食の目的地へ向かおうとすると、受付駐車場に向かう車で反対車線は大渋滞。

早めに来ていて良かった。

6月1日(土) 12時10分
初日の昼食は、日本一硬いという吉田うどんの中でも最硬と言われている【手打ちうどんムサシ】へ。

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お世辞にも広いとは言えない店内だったので、14人全員揃って食べるのは無理そう。

店長「先に到着してる人達から座って食べちゃいましょう」

一通りの具材が入ってるムサシうどんと、冷やしうどんを注文。
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冷やしうどんの方を食べてみると「んふっ」と笑い声が出てしまう。余りにも硬いのだ。
ほんの少しも啜って食べる事が出来ない。1本ずつ口の中に入れてはしっかりと咀嚼が必要となる。
なるほど、これはハードタイプのグミを食べてる感じかもしれない。

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ムサシうどんの方は、汁に入っているので冷やしよりは硬くはないのだが、それでも啜れない。
ダシ汁も独特で非常に美味しい。病みつきになる美味しさだ!もう富士山に来るのは最後の予定なので今日、この時の一口を大事にしよう。

店の入り口を見ると、大行列ができている。ワラガイメンバーも並んでいるが次の回転で入れそう。
食後をまったりしても迷惑になるだろうから、他の人達に先に出発して富士スバルライン5合目に向かうことを伝えて店をでる。

YOUTUBEでは、何度も何度も見てはいるが実際の細かな勾配などを見てみようと車で下見。
スバルラインに入ると、自転車だらけ。明日も走るというのに今から走って疲れないのかな~と思いながらも車を走らせる。
蔵王の時は車のエンジンが唸りを上げていたが富士山は勾配が低いからスムーズに登っていく。
これは楽なんじゃないのか?行けるんじゃないのか!
所々、勾配がきつい箇所も出てくるがこのくらいであれば!

6月1日(土) 14時04分
5合目の駐車場に辿り着くと、富士山の山頂が目の前に見えている。
雲の動きが速い。今まで山頂が見えていたのにちょっと目を離すと、雲に覆われていたり。雲が下から登りあがっていくのも見える。

店長「これが日本一の山なのか!こんなに凄いのか」

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嫁様と感動を共有しながら御土産屋の方に歩いていくと、観光客で溢れかえっている。半分近くは海外の方だろうか。日本人の僕ですら感動するのだから海外からワザワザ富士山を見に来た人ならどれほど感動するのだろうか。

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6月1日(土) 14時20分
他の人達と合流したらまずは御土産購入。予定より時間が遅れてきたので自由時間を30分として自由時間開始。

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富士メロンパンは食べないとね。

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6月1日(土) 15時40分
今日の宿は富士吉田市で運営しているという青少年の家【赤い屋根】
予定より40分遅くチェックイン。
16時からキャンプファイヤーの予定であったが、雨が降り始めてきた。

またか、2年前の蔵王につづき今回もキャンプファイヤーは中止なのか。
1歩譲ってキャンプファイヤー中止は良いとして、夕食はここから700m歩いていく予定だ。
富士ヒル参加者達で街中は混雑してるから車での移動は厳しいだろう。
とりあえずシーツ類を受け取ってベッドの準備と荷物整理しておこう。
6月1日(土) 16時20分
雨雲レーダーを見ると局所的に雨雲が通過しただけのようで、この後は雨は降らないっぽい。

店長「雨止みますよ!キャンプファイヤーやりますよ!」

メンバー達から「店長良かったね~」「見てて可哀そうだったもん」とか慰めの言葉が飛び交ってくる。

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やっとだ、4~5年ぶりだろうか、本当に久しぶりのキャンプファイヤーが出来る。
それも富士山の麓でキャンプファイヤーなんて世界中のキャンプファイヤーマニアの憧れじゃないか!
ただ6月の16時は明るいので、雰囲気もクソもないが。

店長「火の神様をお呼びしましょう。マリオハカー」

火の神「エーランエーラン」

などと、お遊戯会開始。そして一番大事なトーチに火をつけるところで、施設に借りたチャッカマンの火が着かない。ガスが入ってない。
あれほど、これ古いですけど大丈夫ですか?って聞いたのに!
小野さんが走って施設に代わりを借りに行ってくれて無事に点火。

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マシュマロを焼いて、聖なる火の力を体に宿す。

そして大切な逆回りマイムマイム。店長は壊れた猿の人形の様に全力で踊ってしまう。
6月1日(土) 16時50分
店長「やべっ、夕食の予約時間が迫って来てます。消火して食べに行きましょう。炭は戻ってきて再度消火を確認してから片付けます」

今回の参加メンバーの中で、マイムマイムを経験したことがあるのは半分以下だろうか。
初めて経験する神聖な儀式にきっと興奮を隠せないのだろう。

6月1日(土) 17時20分
夕食は【ほうとう あまの】
山梨といったらホウトウだろうから、食っておかないと。カーボローディングにもなるしね。
でも昼に食べたうどんと、富士山メロンパンがまだ胃の中に残ってる気がする。

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食後には近くのセブンイレブンで朝食を購入して宿に戻り、これからの予定確認と風呂、明日の準備。

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6月1日(土) 20時30分
就寝時間よりも30分前なので部屋の人達は楽しそうに談笑しているが、余りの緊張で会話する余裕がない。
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他の部屋に補給食を配りあるいて部屋に戻って布団に入るが、翌日の天気が心配すぎて気持ちが昂ぶってしまい寝れなそう。

同じ部屋のキョウコさんやユミコさんにもスマホ見てると神経が興奮して寝れなくなるよと心配され、
それは不味いと布団を頭まで被り目を閉じる事に。

店長「すいません。皆さんは気にせずそのままで良いです。僕は横になりますね。」

目を閉じて心を遠くへ飛ばしていると、つい直前まで談笑していたはずの人達全員が寝息を立てているではないか!そんなに早く寝れるもんなのか?

遅れをとってしまった。僕も早く眠らなければと、無の境地に辿り着く手前でどこからかイビキが聞こえ始めてくる。
そういえば、キョウコさんもユミコさんもイビキしちゃうの~と話してたな。

僕は他人のイビキはそれ程、気にならない。
初めての宿であればなおさらで、無音に近いくらい静かな部屋の方がうるさく感じてしまう。

普通のイビキであればの話だ。

まぁ、このくらいなら全く気にならないから大丈夫だと、改めて無の境地に届こうかというあたりで、もう二人くらいからもイビキが響いてくる。
隣のベッドで寝ている亮子ちゃんまでイビキをかき始めている。

部屋の奥の方からはエアサスの様なイビキ、低音を響き渡らせるイビキ、高音なイビキ、それぞれが妙に調和しやがってる。
余りにも絶妙に調和しながらの爆音なので、笑えてくる。
なんでそんなに協調してるの?前世で同じ楽団員だったとか?

もう僕の部屋はブレーメンの音楽隊の装いに変化している。

それでも眠りに着く事はできたが、00時頃になると外は土砂降りの雨らしく鉄骨造の建物なのに激しい雨音が聞こえてくる。
激しい雨音と、イビキが響き渡る中で雨雲レーダーや天気予報を、日本気象協会やYAHOO、アウトドアJP、SCWなどの各社の天気予報を見漁るも次々と大きな雨雲が発生しては通過している状況だ。
翌朝の天気も全ての時間帯で雨マーク。

こりゃ駄目だ。
我々メンバーからもリタイアが出るかもしれない。そもそもでスタートすら諦めるだろうか。
ただでさえ寒気が下りてきて寒い中で雨が降ってる状態のレースは危険すぎる。

それでも、マイムマイムを逆回りするという呪術的な事をしたし山の天気は変わりやすいというし、もう覚悟を決めて寝よう。

そんな中、203号室の小野さん、花澤さん、高橋さんの部屋では、雨とは違う 水が流れる音やラップ音が響き渡り、幽霊が発生して別な意味で大変な事になっていた。

波乱万丈なワラガイRC御一行様 明日のレースは大丈夫なのか!