2013夏だ一番!ワラガイ祭り 【最終章 生きろ】

===ここから最終章です=====

 ==第三章は読みおわりましたか?===

 

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最終章『生きろ』

霧の中を超低速で下っていく相馬ワラガイRC御一行。

土湯バイパスに寄り添って佇んでいる旧道まで下りてくるとすっかり霧も晴れて福島市街を一望できるまで視界は回復してきた。

 

ここからは勾配の緩やかな下り道で交通量も激減している。

道路の状態も悪くも無く景色も抜群。

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(今日も楽しい一日だったなぁ~)

(今年の夏のロングライドも終わっちゃうのかぁ~)

 

楽しい”今”と迫りくる”終焉”への寂しさを入り乱して旧道を下りきると土湯バイパスと旧道が交わる場所に到着する。

 

・・・あれ?

・・・

 

あれ~~~~っ

 

旧道へ続くはずの道の入り口に【災害により通行止め】の看板がでている。

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店長「えっ、これってトンネル通るしか方法がないの?」

店長「ザワザワさん、去年はどうされたんですか?」

ザワザワさん「去年はそこの道を通りましたけど、そんな看板でてませんでしたよ」

店長「!!」

16人の集団でトンネル通行なんて危ないことは決断できない。

だからといって今下りてきた道を戻るなんてのも嫌!

 

むむむ、、

店長「あの、あのですね、、緊急事態がおきまして・・・」

一同「てんちょ~、いつものやつでしょ」

店長「まぁ、いつものやつよりちょっぴりヤバイやつです」

小野キュン「行ってみりゃいいんじゃない?」

カトピリさん「そこに立ってると目立つから行きましょ」

一同「いきましょ、いきましょ」

 

4年もワラガイサイクリングで迷子してると皆も手馴れたものである。

 

サポートカー部隊はもちろん入ることはできないので運がよければ駐車場で落ち合おう!

と別れを告げ、

【災害により通行止め】のフェンスを乗り越える。

 

入り口からすでに雑草が生い茂っており、その道が文明から忘れ去られて数世紀は立つのであろうかと思わせるのには十分な雰囲気をだしているのであった。

 

意を決して。。

店長「運がよければ下りれるし、最悪は吾妻小富士まで戻るしかない・・・いきましょう!」

一同「お~!」

 

なぜかわからないが、

逆行ごとに燃え上がる相馬ワラガイRC御一行様。

 

ドM道ついに極まっちゃったのか!

 

下りだすと案の定道は最悪で、地面が濡れてる上に落ち葉や木の枝、小石まで散乱している。

 

店長「とにかく低速でパンクしないようにいきましょう」

星君「あ”~い」

 

どれだけ下ってきたであろうか、、

同じ景色をどれだけ見たであろうか、

なんど「枝~、砂利~」と叫んだであろうか、

 

後続の15名もほぼ無言で走行している。

 

右側の苔がびっしり張り付いた木々の隙間からはツキノワグマの親子がこっちを見ているにちがいない。

食われるのが先か、

パンクするのが先か、

 

すると左側から車の排気音が聞こえてくるのと同時に通行止めのフェンスが見えてくる。

やった~!

涙をイッパイにした真っ赤な眼で後ろを振り返ると皆が一同にうなずき返してくれる。

無事に通過しきったのだ!

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誰一人パンクすることも、熊の餌になることもなく!!

 

こうして、115号線を横断して更に旧道を進み無事に陸上競技場駐車場へたどり着き

2013年夏のロングライドも大団円を迎えることができました。

 

もちろん帰りは霊山牧場のジャージーアイス

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そして夜遅くまで今日の冒険と絆が深まった仲間との話で楽しい酒の時間となりました。

おしまい

アトガキ

今回も多少の脚色はありつつも大冒険を繰り広げることができました。

本ブログを読んでいただいた貴方が少しでも楽しめたのでしたら大成功!

冒険から6日たった今でも興奮状態のこの気持ちが伝われば嬉しいです。

では今回も4部作にお付き合いくださりありがとうございます^^

まだまだ今年のワラガイ物語は続きますので応援よろしくおねがいします