16周年記念サイクリング~第1章~

ここ最近の地球の異常気象は目に余るものがある。
最近の線状降水帯被害は太平洋側と日本海側の海水温のバランスが崩れたことが原因じゃないのかとパンク修理に来たおっちゃんが言ってた。あれは間違いなく神様がおっちゃんのふりをして人間界にアドバイスに来たというライトノベルの始まり的なアレだろう。

要するに、
≪太平洋の海水を日本海へ注ぎ、日本海の海水を太平洋へ注ぐ事で地球の海水温のバランスを元に戻せる≫ということを僕達に伝えたかったのだろう。
よ~し、やろうじゃないか。僕たちが太平洋と日本海の海水温を正常化するんだ!

地球を救ってる数々の英雄達というのは誰にも感謝されずひっそりと行っている。
すずめの戸締りの閉じ師しかり、ロトの紋章のアルス一行しかり、魔人ブウと戦ってる悟空しかり。
彼らは誰かに褒められたい訳では無い。感謝されたい訳でもない。
ただ自分たちの故郷(星)が狂っていくのを停めたいのだ。

〚そんなひっそりと戦う彼たちの物語を、私がここに綴ろうと思う〛
出発前日10月4日(金)18時00分
明日の出発は早朝3時なので20時前には就寝としておきたい。
早めに仕事を終え、夕食を食べていると≪モゴモゴ!≫
ん?御飯に石でも入ってたか?ん?あれっ?
銀歯が取れた。えっ、えっ、数時間後に日本横断ライドが始まるんですけど。
守護霊様とか御先祖様的な誰かが≪やめときなさい≫と中止を伝えようとしてるのだろうか

なんだよ。出発直前でそんなお告げしないでくれよ。誰か事故るの?
もう、またかよ。

店長「たすけてぃ~、ワラエも~~ん」
登場人物
若松、岩崎、高橋、店長、渡部、熊川
サポートカー(飯土井)

よし子さん他

ワラガイ16周年記念サイクリング~日本横断だよ~
第1章
今回のイベントでは、福島県、宮城県、山形県、新潟県の4県を跨ぐので全ての場所が晴れるのは難しいだろう。
とりあえずは相馬市と胎内市で雨が降らなければ良しとしよう。
相馬市、丸森町、福島市、高畠、飯豊、小国、関川村、胎内市の天気予報と睨めっこの日々。
台湾あたりでグルグルしてる台風が気になるが今回のコースには大きな影響は無さそう。
それでも過去のイベントから想定外の雨というのが多々あったので雨具の準備は完ぺきにする。
出発前日2024年10月04日(金)19時00分
再度確認の為天気予報を確認すると、今から23時ころまで雨が降り出して一旦止むが、出発時間あたりに再度の雨雲が相馬市の海側にかかりそうな雨雲レーダーになっている。。
日中に着替えなどの荷物をサポートカーに車載してあるし雨具はサドル下に取り付けいつでも着れるようになってるから大丈夫。
クーラーボックスに2リットルのアクエリアスを4本、天然水を2本を入れたから熱中症対策もばっちり。
サイドカット対策に予備のタイヤと、予備クイックリリース前後、予備のチューブの予備、フロアポンプも車載完了。
完璧だ!
完璧すぎる。
ちょっとだけ天気が心配だけど銀歯が取れた以外は何一つ不安がない。もう覚悟を決めて寝よう。
今回のタイムスケジュール(初日)
02:45 相馬市 尾浜海水浴場(笠岩公園慰霊碑近くHARAGAMAテラス) 集合:時間厳守(ミーティング開始)
03:00 相馬市 尾浜海水浴場 出発
04:00 丸森・金山セブンイレブン(5分) 24km地点(次まで約27km)
05:10 梁川土橋ミニストプ
06:00 飯坂温泉ファミリーマート湯野店
08:30 鳩峰峠頂上
10:15 みちの駅 飯豊トイレ休憩(10分) 122km地点(次まで約31Km)
12:15 みちの駅 小国トイレ休憩(5分) 152km地点(次まで約21km)
13:30 雲母温泉 上関共同浴場(入浴40分) 177km地点 (全員合流を目指す)
14:10 出発
14:45 胎内市 はまなすの丘到着 189km地点(次まで約7km)
 日本海の海水採取の儀式(15分)
15:00 出発
15:15 乙まんじゅう休憩(10分)
15:45 いづみや旅館到着 198km
16:15 チェックイン(輪行袋)
16:45 日本酒買い出し・散歩
18:00 食事
21:00 就寝
2024年10月05日(土)01時15分
目覚ましよりも5分早く起床。なんとか4時間くらいは寝れただろうか。数日前から準備してた服装に着替えて外に出てみる。
よしっ!雨は降ってない。路面も若干濡れてるが水たまりを気にするレベルじゃない。
気温も19℃。寒くもない。
今日はほぼ見知らぬ道を200kmとなるので想定外のトラブルも考慮して、コンビニ休憩時間は出来るだけ短くしておきたいので朝御飯は各自出発前に腹いっぱい食べておくようにお願いしている。
僕も巨大おにぎりを2つ食べてちょっとゲップが出る状況にしておいた。
2024年10月05日(土)02時00分
ヘルメットに取り付けたヘッドライトとVOL70、テールライトを2個を光らせて、スタート地点となる尾浜海水浴場近くの笠岩公園に向かう。
ワラガイから笠岩公園までは15分もかからずに到着するだろうけど主催者は誰よりも早く到着しておきたい。
深夜2時にサイクリングするのは初めてで暗闇の中での走行がどんなものかが不安だったのと、常に先頭を走るので僕はライトは多い方が良いだろうと準備してみたが2個だとギリギリ。しかも今から夜明けまでの3時間30分は暗い中走るし飯豊の道の駅からは113号線でトンネルが14カ所あるからバッテリー残量が気になる。
VOL70は弱モード、ヘッドライトを強モードで使うようにしよう。テールライトは基本点滅なので付けっ放しでも1日は持つだろう。

2024年10月05日(土)02時15分

< div>予定時間より20分も早く到着しちゃった。

海水を汲み上げる場所の確認など笠岩公園をうろうろしていると飯土井さんがやってきた。

店長「おはよーございます。今日はよろしくね」

先に積んでてもらった荷物を取り出して、出発準備の微調整をしていると高橋さんもやってきた。
2024年10月05日(土)02時25分
高橋さん「おはよ~。二人とも早いね。私が一番乗りかと思ってましたよ」

さすがの高橋さん。普段いじられキャラを演じているが決めるところはバッチリと決めてくるのが凄い。

スナップショット- 3

海水汲む人は集合時間の10分前には来てねと伝えたが、それよりもさらに10分早く来て準備をしている。
そうそう、今回地球を救おうと立ち上がったのは、若松、高橋、店長の3名なのだ(他の4名はただの従者です)

遠くに明かりが3つ近づいてきた。

スナップショット- 4

若松さん、岩崎さん、渡部さんだ。熊川さんからは〈今やまや付近にいます〉とLINE連絡きたので予定通りに到着だろう。

店長「おはようございます。それじゃ、先に≪太平洋の海水を汲み上げの儀≫を執り行いましょう!」

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周りを見渡すとカニ釣りスポットが一番海水を汲み上げやすそうだ。

店長「んじゃ、ここで汲みましょう。おっと滑る。気を付けてね。」

僕は復興サイクリングの景品で使った背中ポケットにぴったりのペットボトルを持ってきた。これに1割くらい海水入れて持ち運ぶ。
そうそう、この海水だけは肌身離さず持っていくことに意味があるので、正直邪魔なのだが今回はこれが目的なので邪魔なんて口が裂けても言えない。心の中にしまっておこう。
若松さんは280mlの小さめのペットボトル、高橋さんは弁当にはいってる醤油さしのような小さなのに海水を入れるようだ。

高橋さん「はっはっは。これ良いでしょ。大きいと邪魔になりますもんね。」

店長「私がこのまま二人の分も海水汲みましょうか?」


高橋、若松「せっかくだから自分で汲むよ」


店長「了解です。足元滑るから気を付けてね。本当に滑るから」

若松さんはSPDタイプのシューズだから何とかなるだろうけど、高橋さんはSPD-SLだから大丈夫かな?とヘッドライトで二人の足元を照らしていると

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高橋さん「うぉ!滑る。あっ、滑る。うわぁぁ

落ちた!
高橋さんが海に落ちた!

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僕の銀歯といい、高橋さんといい、
こりゃ~いよいよをもって≪新潟に行くな≫という警告なのだろうか!?

それよりも、

全員「たかはしさ~ん、大丈夫ですか~~!!」
つづく

まだ何も始まってないのに大アクシデント発生のワラガイ様御一行。
今から新潟までの200km大丈夫なの?本当にダイジョブなのか!