===ここから第3章です=====
==第2章は読みおわりましたか?===
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15周年記念サイクリング ~第3章~
両津港に到着したワラガイ御一行様はというと、おけさ橋を通って、旅館やホテル、レンタカー送迎車用のの待合スペースに降りると黙々と輪行袋を広げてロードバイクの準備を始めていた。

店長「飯土井さん、先に行って出来る手続きだけ済ませててください。すぐに組み上げて俺も向かいます。」
サポートカーを受けてくれた飯土井さんにはニッポンレンタカーの送迎車に乗り込んでもらい受付などを先に済ませてもらう。
いつもなら輪行袋を小さくたたむのが面倒だったりするが今回はサポートカーがあるので、大きめの袋に雑に詰込んで出発準備時間を圧縮。
店長「先にニッポンレンタカーに行ってますので追いかけてきてください。ゆっくりで良いですよ。向こうで私も手続きとか話聞かないといけないんで」
メンバー「あ~い」
まだ輪行準備をしてる姿が見られるが、これだけ人数がいればなんとかなるだろう。
折りたたみ自転車で参加してる菊地さんは10秒くらいで準備終わってるので一緒についてくることに。
菊地さん「店長、店長、そこにワカメモナカって看板あるよ。でも、店やってるかな?電気ついてないかも」
店長「今日は平日ですしね。明後日の帰る時にも寄って見ましょ~」
両津港の街中は一方通行が多く若干細いだろうか。まさに商店街という感じ。少し走るとニッポンレンタカーが見えて来た。
店の中から飯土井さんが手を振ってるのが見えてくる。
万が一の為に、数名のメンバーも免許証を提示して運転できるようにしておく。
レンタルしたのはダイハツの軽バン ハイゼットカーゴ
15人分のバックパックとクーラーボックスを入れると、ちょうどいいくらいに満杯となる。
店長「準備完了です。とりあえず朝飯くいましょう。近くに佐渡独自のコンビニ ハーティウッズという所で調達します」
100mも移動すると見えて来た。
店内はセブンイレブンの1/4くらいの広さなのだが、弁当やおにぎり、サンドイッチ、総菜などが充実しておりひっきりなしにお客さんが出入りしていた。
店長「店前だと他の御客さんの邪魔になりそうなので、あいぽーと佐渡というところで食べましょう」
移動していくと海沿いに円柱形の様なオシャレな建物が見えて来た。
地域が違うと【道の駅】といっても意味合いが異なるのだと変な感動を覚えた。
菊地さん「さっきから雨粒が落ちてきてるよね」
店長「う~ん、今から行く方向の空は明るしどうですかね」
荒武さん「無理だよ。ど~せ土砂降りだって。」
神戸先生「暑いからカッパ着なくてもいいんじゃない」
店長「まぁ、僕達にはサポートカーがあるし途中で着替えても良いですしね。よし出発前にワカメのポーズと久しぶりにワラガイキャッツやりますよ」
店長「ワラガ~イ、キャッツ」
メンバー「ニャー」
店長「キャッツ」
メンバー「ニャー」
店長「キャッツ」
メンバー「にゃぁぁぁぁぁあああ」
09時45分(予定より30分遅れ)
店長「よ~し、佐渡一周ライド出発です!いくぜぇ~ひゃっほ~~~」
ほぼ無風で、雨粒は変わらず落ちてくるのだが眼鏡についた水滴が乾いてきたあたりに次の雨粒が落ちてくる程度なので問題無い。
店長「なんか見えてきましたよ~、減速~止まりま~す。ここも有名なところっぽいです。」
荒武さん「店長、ここはなんてところなの?有名スポット?」
店長「わかんないです。なんとなくカッコいいから有名スポットなんじゃないっすか?とりあえず写真っと」
荒武さん「わかんね~のかよ」
佐渡一周線はトンネルが多いってのは予備知識であったが交通量が少ないのとトンネル内部が明るいので比較的安心して走れる。
多田海水浴場を過ぎると長いトンネルに突入した。今までも何か所かトンネルは通過してきたが今回のトンネルは入った瞬間から内部の
空気が冷たい。
店長「うぅぅ~わぁぁ~(ぅぅわぁぁ)、さむぅいぃっすねぇ(さむいっすねぇ)」
神戸先生「ここのトンネルは長いんだよ。ぜんぜん出口見えてこないし。半袖じゃ寒いな」
昔に家族旅行で佐渡に来たことがあるという神戸先生の地理のアドバイスを貰いつつ進んでいく。
後方を走るメンバー達もワァワァ騒いでるが声が反響して何言ってるか聞こえない。たぶん寒いって言ってるんだろう。
12時25分(予定通り)
最初の目的地である赤泊地域にあるワカメドーナツが有名なKOMADOさんを目指していたが、何故か見えてきたのは北雪酒造。
店長「減速~止まります~。あれっ?ここも目的地ですけど、ドーナツ屋さんありました?時間は・・・予定通りに到着してますね」
神戸先生「まったく気付かなかったな」
荒武さん「てんちょ~、またやったなぁ~。つーか、平均速度早くね。30分の遅れを取り戻してんじゃん」
店長「気持ちよくてスピードに乗せちゃったら、あっという間でしたね。それよりも、なんでだろう。しっかり見ながら走ったつもりだったんだけどな。とりあえず今日の夜用に日本酒買いますよ」
北雪酒造さんにお勧めの純米酒と純米吟醸酒をそれぞれ一升瓶でチョイスしてもらう。
店長「すいません、この近くにコマドさんっていうカフェがあると見て来たのですが知ってますか」
北雪酒造さん「ああ、ここから10kmくらい手前にあるはずですよ」
店長「えええぇぇ、戻ります?ワカメドーナツ食べたい?」
飯土井さん「店はあったのは見つけたけど、やってなかったよ」
店長「グーグルマップではやってると・・・今日は平日だから休んじゃったのかな?んじゃ、もうすぐで小木港でタイ焼きで有名な十千万があるのでそこで甘味休憩しましょう」
高橋さん「えっ、店長もうすぐ昼になるけどタイ焼きだけで終わらせるの?」
店長「いろんな味があるんで満喫してください。夜飯は海鮮物をめいいっぱい食べれるんですから。よ~し、しゅっぱ~~~つ」
一度歯車が狂いだすと連鎖してくるのは世の摂理なのか、十千万に到着するも閉店中。
なんだ、なんだ、なんなのだ!グーグルマップには・・
と言い訳しても後方のメンバーからは突き刺さるような視線を全身に感じる。
にじみ出る脂汗を拭いつつ
店長「ははは、店やってないって。ははは」
杉岡さん「どうすんの?店長」
荒武さん「ラーメンとか暖かい汁物食いたいな」
小木港についたあたりから雨粒だったものが、本物の雨に切り替わっていたので気持ちがわかる。
さすがに肌寒さを感じるようになっていた。
店長「ちょっと戻ったところにフェリー乗り場っぽい大きな建物と食事の看板でてたからそこに一旦行きましょう。着替えたいし」
01時15分(予定より5分遅れ)
フェリー乗り場と併設されてる小木屋という巨大な建物に戻ると自転車の見張り番と先き飯組に分けて一息つく事にした。
これだけ巨大な施設であれば、豊富なメニューが揃ってるだろうし食べ物の文句はでないだろう。
すると、
先き飯組の様子を見に行った熊川さんが慌てた様子で帰ってきた。
熊川さん「メニューですが蕎麦とか汁物は終わっててホタテ釜飯とイカ釜飯、ブリカツ丼の3種類しか出来ないって。釜飯は出来るまでに20分かかるって。何人かは釜飯頼んでますよ」
くぅぅ、タイムスケジュールも予定通りに進んでたから多少のイレギュラーはリカバリーできるだろうと思っていたが、ちょっと無理すぎる。急いで矢島交流体験館にキャンセルの電話をしよう。
店長「すいません、ええ、えぇ、今日たらい船を予約してたものですが、えぇ、キャンセルでお願いします」
たらい船の人も雨の中漕ぎたくないだろうし、スケジュールの調整を考えながらサポートカーで着替えをしていると熊川さんから電話がかかってくる。
熊川さん「あっ、店長ですか?もうブリカツ丼終わったって。それと1時30分がラストオーダーらしいです」
くっ、終わった。
着替えを終えて、自転車見張り番の人達の所に戻ると菅野さんだけで他の人達は1Fの御土産コーナーに行ってるとのこと。
さっきの話は既に聞いてるようで昼飯は諦めた様子。
ただ、諦めたといっても残り32kmを雨の中走るには炭水化物などのエネルギー源が必要になる。食べないのは駄目だ。
くそっ、御土産を買ってそれを食べるしかないのか・・・
店の中に入っていくと奥の方にコーヒースタンドがあり、見慣れたオジサン達が座っている。
但野さん「あっ、店長。ここ、みかん餅食べれるみたいですよ。ただ暖めるから早く注文しないと時間かかるかも」
店のなかを見渡してくるが、御土産のカステラやラスクなどしか販売しておらずコーヒースタンドに戻ると、みかん餅の全容が見えていた。
店長「なんにも無かったです。僕も みかん餅にします。」
くっ、佐渡に来て最初の昼にみかん餅って、ほんの少しも考えに入って無かった。でもこれしかないのか・・・
そもそも みかん餅ってなんなんだ。
※帰宅後調べたら佐渡はミカン栽培の北限であり佐渡グルメの一つとのこと。失礼しました。
先に食べ始めてる但野さん達は意外にも旨い旨い!と食べてる。
ほう、これは期待できるのか?餅というだけでエネルギー源としは最高ではないか!
出来上がった みかん餅を食べてみると中に何も入っていないのだが、みかん味の餅にみかんジャムが乗せられているというもの。
冷凍をレンジでチンしてるからホンワカと暖かい。
暖かい食べ物に喜んでいると、隣では渡部さんと飯土井さんがパフェらしきものを食べ始めている。
この二人には寒さを感じる器官がないのだろう。
みかん餅という昼食を終えて戻ると、ブリカツ丼などを食べて来た先き飯組がぞろぞろと帰ってきた。
神戸先生「店長達は飯どうしたの?」
店長「えっ、ええ、みかん餅というのを食べました」
先き飯組達からは憐みの様な眼差しが降り注ぐ。
店長「但野さん、みかん餅旨かったですよね~。最高でしたよね~」
但野さん「えっ、ええ。まあ。でもブリカツ丼食いたかったなぁ」
全員が戻るのを確認して今後の作戦を相談する。
店長「まぁまぁ雨降ってきましたし、時間も少し押してきました。予定コースを変えて350号線で短縮したいと思います。」
菊地さん「さっき飯食いながら早く宿に行きたいねって話してたとこだったんですよ。良かった、良かった」
村上さんと杉岡さんは雨降るわけないと雨カッパを持ってこなかったとのことで、天を仰いでいる。
ワラガイサイクリングの大型イベントでは雨降るのが当たり前と思って欲しい。
いや、雨が降らないと不安になってくる。
晴れ間でサイクリングできちゃったら、その日悪い事が待ってるのじゃないか?と思うようになった。
今までのワラガイロングライドでもそうだが短縮ってことは、大抵山を登る事になる。
今回も多分に漏れず山を登りだす。
ここまでほとんど平坦であっとこもあり足は残ってるので登る事は問題無い。
短縮することで10km短くなり約20km程で宿に到着だ。
とはいっても最低でも1時間はかかる距離。気をつけて行こう!
15時45分
店長「長浜荘が見えて来たよ~。宿に到着だよ~。」
神戸先生「意外と長かったな」
店長「ちょっと早いですけど宿の人に挨拶してきますので他の人達を見ててください」
菅野さん「あいよ」
僕達のざわつきに宿の方から顔を出してくれて、丁寧に対応してくれる。
ロードバイクも車庫からバスを出してくれてて、そのままの状態で保管してくれるとのこと。
これはありがたい!
今から輪行袋に入れるとなったら面倒だったもん。
着替えを済ませるとありったけのハンガーを使って、ジャージなどを乾かす。
部屋内部のエアコンも除湿全開だ!
古新聞を多くいただき靴内部に入れて乾燥させないと臭くなるもんね。納豆のニオイするようになるもんね。
一息ついたら今度は風呂だ。先に入ってた杉岡さんが鯖湖湯より熱かったよ~と言いながら風呂から出て来た。
すでにバスクリンが入ってる風呂は初めて。これで良い、これが良い。
17時00分
食事時間まで1時間も余裕があるので早速、日本酒会の練習会開始。
私の居場所は部屋の出入り口近くになってしまった為、大勢のメンバー達が歩き回るので誰かはわからないが納豆くさい。
風呂入ったはずなのに納豆くさい。
納豆ポイントから少し外れるようにして試飲開始。
村上さんの差し入れとなる 仙禽 ( せんきん ) さくらが旨い。微炭酸が残りつつ香りが心地よい。
外は晴れて来たので散歩することに。
長浜荘のすぐ裏手には海が広がっていた。
菅野さん「店長、そこに亀の手が張り付いてますよ~」
と言いながら生食始めている。
ワイルドか!
今、自分達が佐渡の海で戯れているんだ~という感動の中、時間が過ぎ去りいよいよ夕食。
杉岡さん「すっげ~量。こっからここまでが一人分なの?この船盛は3人で1つ?食いきれるの?」
15周年イベントが開催できた事を感謝しつつ、若松オヤビンに乾杯の音頭を取っていただく。
カニは一人1杯ついてくるし、ギャルピースしてるし、オジサン達はいつの間にか眠くなってるし、
部屋に戻ってからは北雪酒造で購入した日本酒で日本酒会が夜遅くまで続くのであった



































